2025.7作成
茨城県の自然豊かな土地で、のびのびと育ちました。
祖父母と一緒に畑へ出かけたり、庭先で四季の移ろいを感じながら遊んだりしていました。
そばにはいつも、ゴールデンレトリバーのクリとモモがいました。
まるで兄弟のように、静かであたたかな時間をともに過ごしました。

僕自身の乳歯がグラグラしたときには、凧糸を結んで、母と一緒に恐る恐る抜いた記憶があります。抜いた下の歯は、願いごとを込めて屋根の上へ投げたような気がします。あの頃はただ、少し怖くて、でもどこか楽しい"通過儀礼"のようなものでした。まさか将来、自分が"お口"の専門家になるなんて思ってもいなかったけれど、今振り返ると、そんな小さな体験のひとつひとつが、どこかで今の自分につながっているのかもしれません。
祖父は糖尿病を患い、定期的に透析を受けていました。
祖母が軽自動車で祖父を病院へ送る際、私もよく後部座席に乗って一緒に行きました。
それは家族にとって特別なことではなく、ごく日常の風景でした。
それでも、病院へ向かう祖父の横顔は、今でもふとした瞬間に鮮明に思い出されます。
祖父母が営む工務店で育ち、幼い頃から木工に親しみました。
手を動かすことが大好きで、自然と手先も器用になりました。
中学生の時には木工の全国大会に出場し、文部科学大臣奨励賞を受賞しました。
写真はその受賞当時のものです。
高校時代は、スポーツに夢中な毎日を送りました。
バレーボール部に所属しながらも、フットサルなどの球技も大好きで、昼休みはいつもボールを追いかけていました。
体を動かすことが何よりも楽しく、仲間と汗を流した時間は青春の大切な思い出となっています。
北海道大学で過ごした6年間は、私の人生の宝物です。
広大で美しいキャンパスに囲まれ、四季の移ろいを感じながら学び、成長した日々を過ごしました。
冬にはスノーボードに夢中になり、富良野・網走・函館・小樽など、北海道各地を巡る機会も得ました。
学問だけでなく、豊かな自然や多くの人との出会いも心に深く刻まれた、かけがえのない学生時代でした。