
上智大学・総合グローバル学部のレポート課題変更から読み解く、本質的な意味と対策法
「課題レポート」とは何か。
大学が出願書類として課すこの“試験”は、一体どんな意味を持ち、何を通して志願者を見ようとしているのか。
この問いに真正面から向き合うために、ここでは2027年度からレポート課題の出題形式が大きく変化した上智大学 総合グローバル学部を一例として取り上げたい。
この変更は、単なる“課題内容の更新”にとどまらない。
大学が学生に対して何を求め、どのような「知のあり方」を重視しているのか、その根本的なメッセージが読み取れる、非常に象徴的な出来事だからだ。
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まず確認しておきたいのは、課題レポートが果たす役割の本質だ。
これは、志望理由書や活動報告書とは違う。
・志望理由書が「その大学に入りたい理由」を示すものであり、 ・活動報告書が「自分の実績や努力の足跡」を示すものだとすれば、 ・課題レポートは「あなたの思考の癖・深さ・広がり」をダイレクトに映し出す資料である。
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大学が知りたいのは、「この学生は、本当にうちの学問に向いているか?」ということだ。
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それを見極めるには、口先の志望動機では足りない。
必要なのは、その人がどんな問いを立て、どんな構造を捉え、どんな視点から世界を見ようとしているかという、“思考の本質”である。
つまり、課題レポートは「あなたの頭の中の地図を見せてください」という問いかけなのである。