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レポートの大前提

まず、レポートとは「難しい内容を自分の言葉で整理し、論理的に説明するもの」です。単に調べたことをまとめるだけではなく、「理解しているかどうか」が見られています。

1. 抽象化する力が問われる

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レポートで一番重要なのは、「具体的な情報を抽象化して、本質を見抜く力」です。例えば、ある社会問題について複数の事例を調べ、それぞれの背景や原因を分析した上で、「共通する構造は何か?」を導き出す。この「抽象化」ができているかどうかが大きなポイントです。

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「この事例ではこうだった、あの国ではこうだった。でも、根底にあるのはどちらも〇〇という構造だった」──このようにまとめられる人は、物事の本質を捉える力があると判断されます。

2. 複眼的な視点で捉える

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また、単一の視点からだけでなく、「複数の角度から問題を捉える姿勢」も求められます。例えば経済的な側面、文化的な側面、歴史的な側面など、多面的に見ながら議論を深めていくことが重要です。ある一つの事例だけに頼るのではなく、比較することで「普遍的な要素」と「個別的な特殊性」の両方を示すことができます。

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3. 根拠を明確にする

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そして、主張には必ず「根拠」が必要です。これは自分の意見を裏付けるためのデータや論文、信頼できる情報源を指します。ただし、どんな情報でも良いわけではありません。「その根拠はどこから来たのか」「それは事実か」「信頼性の高い情報なのか」が問われます。

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また、根拠の使い方も大事です。引用をただ並べるのではなく、それを使って自分の考えをどう展開するか。自分の理解と繋がっていない引用は、評価されません。

4. 説明の明確さと構成の力

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良いレポートは「読みやすい」「分かりやすい」です。難しい言葉を並べる必要はありません。むしろ、難しい内容こそ、やさしい言葉で説明できる人が「本当に理解している」と評価されます。

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文章構成も重要です。段落を意識し、「1段落=1メッセージ」の原則で書き進めましょう。接続詞(しかし、つまり、一方で、など)も使いながら、論理の流れが自然になるように意識すること。