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―大学入試担当者が語る、今後主流になると予想される書類形式の変化―
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総合型選抜や公募推薦において、かつては「志望理由」「高校生活で頑張ったこと」「学習計画」など、複数の設問が用意され、それぞれに数百字ずつで答える“項目別記述”形式が主流でした。
しかし、近年この形式は徐々に減少傾向にあり、今後は「自由記述型」の形式が主流になると予想されています。
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実際に大学のアドミッション担当者からは、以下のような理由が挙げられています。
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項目別記述では、それぞれの質問に対して良いことが書かれていても、全体として読んだときに一貫性や背景が見えにくくなるという問題があります。
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たとえば、「高校で頑張ったこと」では部活について書き、「志望理由」ではボランティア経験をもとに志望動機を語る、といった具合に内容がバラバラになると、「この人がどんな人物なのか」「何に価値を置いているのか」といった人物像がぼやけてしまうのです。
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大学側が書く内容や順序を指定することにより、出願者自身の構成力・表現力・オリジナリティを発揮する余地が狭くなってしまうというデメリットもあります。
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特に「この質問にはこの内容を、300字で」と制限されると、出願者は内容を無理に詰め込むことになり、深さよりも整った印象を優先した書類になりがちです。
形式に合わせて完結に書かれた文章は、読みやすさはあるものの、その人の人間的な深みやポテンシャル、思考の背景までは伝わりにくいという問題があります。
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大学側としては、単に「何をやってきたか」だけではなく、「なぜそれをやってきたのか」「そこから何を学び、どう活かすつもりか」といった本質的な部分に触れたいという意図が強まっているのです。
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