早いものであの東日本大震災から10年が経ちましたね。
皆さんは当時、どこでなにをしていましたか? 私は当時、短大生。就職が決まり、もうすぐ卒業式という頃でした。
その日は表参道の美容室にいました。 学生時代はサロンモデルなんかもやらせていただいていて、撮影の仕込みでカラーリングをしてもらってラップを巻いた状態。 あと少しで流しますね〜なんて言うとき、少しずつ揺れ始めました。
きっとすぐおさまるだろう、という思いとは裏腹にどんどん強くなる揺れ。
たくさんの人が悲鳴とともに外に飛び出ていき、電柱が見たこともないほどに揺れているのが美容室の入り口から見えました。
その後揺れがおさまり、とりあえずカラー剤を流さないといけなかったのですが、給湯器が壊れてしまったのかお湯が出ず、冷たい水で髪を洗っていただいた記憶です。
その日、もちろん電車は止まり、帰宅できなかった私は歩いて30分ほどの知人の家で一晩過ごさせていただきました。
学生最後の春。
卒業式も無くなり、実家に卒業証書だけ届きました。
でも、被災地のあまりの惨状に文句など言えるはずがありませんでした。
まさか世の中があんなに変わってしまうとは…
コロナが流行り始めたときもそうでしたが、当時も世間ではすぐに買い占めが始まりました。
一番怖いのは人かもしれない、そう思ったのを強く覚えています。
天災は忘れた頃にやってくる、と言いますが、近年は忘れる前にちょこちょこ大きめの地震がやってきますよね。
今後30年の間に70%の確率で首都直下型地震が起こるとも言われています。