
名前:グレイス 所属:聖オズウィン礼拝堂/修道院長 一人称:わたくし 性別:女 星座:おとめ座 身長:176cm 体重:62kg 髪色:ブルネット 瞳の色:薄いグレー 身体の状態:後天的な盲目。ファウストにより外見上はほぼ問題なく治療されたが、視神経が回復しなかった。耳が長く尖っているのは単なる医療ミス 恋愛、結婚観:神に貞節を誓う 出身と時代:14世紀イングランドのノーサンブリア 城の認識:煉獄、または試練の場 恐怖:戦争 酒癖:なかなか強い
聖オズウィン礼拝堂の修道院長。この城ではオズワルドと並んでかなり古くからいる人物で、城内になる礼拝堂を取り仕切っている。熱心な一神教信者であり、平和的な調和を目指して城の住人たちに奉仕する心優しい修道女で、愛と許しと魂の学びによって人間が幸福になれると信じている。また自然や植物を愛し、礼拝堂の庭にある林檎の木を可愛がって世話している。
城内政治では権力や武力が暴走することに強い嫌悪と危機感を抱いており、争いごとの種になりそうなものは徹底的に避けようとする保守的な面が目立つ。女性や子供、弱い立場に置かれやすい者たちが厳しい環境に晒されないように必ずオズワルドに意見するのが彼女であり、少々暴走することもあるが、神の信徒としての正義感と使命感を誇りに持っている。
背が高く耳が尖っていて長いので何か幻想的な存在のようにも見えるが、普通の人間。これはグレイスがここに来た際に上半身をかなり大きく損傷するほどの怪我を負っており、人間の造形にまだ詳しくなかったファウストが取れかけた耳の軟骨の構造を誤って治療してしまったせいである。また眼球も再生したものの視神経がつながっておらず、後天的な盲目となっている。これに対してファウストは何度か彼女の再手術を持ちかけているが、グレイスは治療に感謝しているが神にいただいた体をあまり弄りたくないという理由から、現在の肉体を受け入れている。
もともとは百年戦争後期の14世紀イングランド北東部、ノーサンブリアの聖オズウィン修道院で育てられた孤児である。戦争が長く続き貧しく生活もままならない中、自分を生かしてくれた修道院と神に並々ならぬ信仰心をみなぎらせている。田舎の小さな村の中で農業や薬草づくりをしていたため、そのあたりは多少の知識を持つ。 目が見えなくなってからは長いリハビリを経てようやく生活できるようになっており、はじめは自分と同じように傷つき、それでも優しく助けてくれたオズワルドの暴力的な戦士思想を認めることができない。