まず前提として、成人向けコンテンツはむやみに未成年に見せるべきではありません。

それゆえ、成人向けアカウントは「未成年はフォロー禁止」とするアカウントが多く存在しました。

「鍵をかければ~」「サムネのみ投稿して外部アプリで載せれば~」 という意見こそありましたが、閲覧数の伸びや売り上げを気にして、未成年はフォロー禁止/ブロック、という流れが一般的でした。

ゾーニング方法が「不適切画像」しかなくワンクリックで解除でき、サードパーティ製アプリを使って閲覧している人が多くいたので、まったく機能していなかった故の流れです。

そしてそれを決定的にした出来事があります。

とある漫画家さんが「未成年がフォローしてきたときの気持ち」といった漫画を公開し、多くの反応がありました。 その時に注目された書き込みが「松文館事件」という出来事です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/松文館裁判

これがきっかけとなり「未成年からのフォローを許していると、最悪逮捕されることもあるよ!」という考えの人が増加します。

実はこれは誤りで、修正が十分である成人向け漫画である場合は問題ではなく、成人向け漫画を未成年が読んでいること自体は検挙できないとされたんです。 この事件がきっかけで修正基準は一気に厳しくなりましたが、この後は幾度も出版社等と警察とのやり取りが継続して行われており、急に「修正が甘い!」と検挙もできないはず、とされています。

※ 松文館事件とは 警察OBである衆議院議員の元に**「高校生の息子が成人向け漫画を読んでいる、なんとかして欲しい」という投書が届く。 議員は、その手紙に自身の添え状を付けて警察庁に転送。警察が調査を開始。 結果、松文館社から発行されていた成人向け漫画「蜜室」は、刑法第175条(猥褻物頒布等)に抵触するわいせつ物であるとされ、著者の漫画家、松文館の社長、編集局長が逮捕。 著者と編集局長は、罰金50万円が確定。 漫画内の生殖器には、一般的な水準or厳しい程度の自主規制(範囲の40%の「網掛け」)が行われていた。 ****しかし、「市場に出回っている多くの成人向け雑誌は、摘発していないだけで本来違法である」とし、その上で「40%の網掛け修正は小さすぎるため違法」**とされた。

さて、なぜそれが誤りであるか、お答えします。 それは、未成年が成人向けコンテンツに触れることを抑制しているのは、青少年健全育成条例だからです。 条例というのは、地域で決められたルールであって、全国で同じルールというわけではありません。 例えば東京都の青少年健全育成条例については、指定図書でない同人誌の販売等の禁止はあくまで努力義務のため、購入者や販売者に犯罪が成立することはありません

条例であるし守った方がもちろん良いです。 とはいえ、今となってはTwitterにもゾーニングがあるし、ヌードやセンシティブ設定さえしているならば、努力義務を充分に果たしていると、ぼくは思っています。 外部サイトに誘導したとしても、そのサイトも当然未成年をはじく仕組みがあります。 未成年が成人向けコンテンツに触れることができないならば、フォローも交流も問題は無いでしょう。