1. 圧倒的なアメリカ、急伸する中国、停滞する日本

前回は、戦後1950年頃からの長期時系列データを元に、日本や主要国のGDPを取り上げてみました。

利用したのはオランダのフローニンゲン大学 Groningen Growth and Development Centreで公開している、Penn World Table 9.1(PWT9.1)です。

PWT9.1は、世界各国のGDPや人口、生産性などの長期時系列データをまとめて公開しています。

今回はせっかくですから世界経済全体の変遷を見てみたいと思います。

元となるURLは、以下となります。

University of Groningen – Groningen Growth and Development Centre: www.ggdc.net/pwt

図1 世界全体のGDP (Penn World Table 9.1 より)

図1は世界全体のGDPを積算したデータです。

1950年からのデータとなります。

このデータは214の国と地域のGDP値を積算していますが、全ての国が1950年からデータがあるわけではないので、厳密なモノではありません。

特にソ連は1970年からのデータとなります。

ロシアのデータは1990年でソ連のデータと繋ぎ合わせています。

縦軸はUSドルで、Tは10の12乗(テラ)となります。

主要国G7+BRICs+韓国にフォーカスしています。

それ以外は全て、「その他」に含まれます。

1980年~1985年の間に若干の停滞がありますが、基本的には右肩上がりで全体のGDPが成長していますね。

日本も1995年までは順調に成長しているものの、その後は停滞している様子が良くわかると思います。

アメリカは全体を通じて増大し続けており、中国も2000年後半から急激に増大しています。